バイオリンの歴史🎻

皆さんこんにちは!

今回は珍しくバイオリンの音楽史の事を書かせて頂こうと思います!

記念すべき第一弾はバイオリンの歴史について本当にざっくりとまとめていこうと思います

皆さんにバイオリンという楽器について知るきっかけになれたら嬉しいです!

では参りましょう!!!∠( ’ω’ )/

バイオリンを最初に作った職人は?

恐らく皆さんがニュースなどで聞いたことがあるのは、アントニオ・ストラディバリ(1644〜1737)や、ジュゼッペ・グァルネーリ(1666〜1739)だと思います。

特にストラディバリの作品はお正月番組の弦楽問題なんかでも出てますね😁

しかし、彼らはあくまでもバイオリン製作の黄金期の職人であり、最初にバイオリンを作成した職人ではありません。

最初期にバイオリンを製作した人物の中で有名なのが、この2人の師匠!の祖父に当たる人物!

アンドレア・アマーティ(1511〜1577)

このアンドレア・アマーティさんにより初期のバイオリンの型を作った職人の1人なのです!

現存する世界最古のバイオリンも彼のものらしいです。(すごい!)

因みにアンドレア・アマーティが活躍していた場所はクレモナという町!

クレモナについてはまた別の機会に

受け継がれるバイオリン製作技術!

最初期のバイオリン職人はアンドレア・アマーティと前章で述べましたが、その後の活躍した職人について!

それはアンドレアさんの孫のニコロ・アマーティ(1596〜1684

そしてそのニコロ・アマーティの弟子に、ジュゼッペ・グァルネリアントニオ・ストラディバリがいらっしゃるのです!

アントニオ・ストラディバリ

特にグァルネリやストラディバリが活躍した時代(17世紀)はバイオリン製作の黄金期とも言えるでしょう!🥸

17世紀はバイオリン製作の黄金期?

バイオリンが生まれたのは16世紀、その後バイオリン製作の黄金期を迎えるのが17世紀と言われてます。

その理由を探るには、少しばかり西洋音楽史に触れなくてはなりません!

先ず17世紀とは音楽史で言う『バロック』と言われます。

今回はあくまでもバイオリンの歴史についてなので少し触れる程度ですが、

このバロック時代はオペラなどの音楽、つまり劇的な感情表現を重視する音楽が流行ります。

その様な感情表現を可能にする為に器楽の発達が欠かせなかったんです

バロック時代に流行ったオペラと同じくらい大切なのが協奏曲

その協奏曲の成立に貢献したのが、アルカンジェロ・コレッリ(1653〜1713)ジュゼッペ・トレッリ(1658〜1709)

この2人は器楽曲、主にコレッリは合奏協奏曲、トレッリは独奏協奏曲の発展に大きく貢献しました。

16世紀まではバイオリンは伴奏楽器として使われるのが主流だったのですが、コレッリ、トレッリ等の作曲家によりバイオリンは器楽の旋律楽器としての地位をゲットするのです!

それに伴ってバイオリンの需要が増え、製作の黄金期を迎える事になったと考えられます!

☆つまり簡単にまとめると、17世紀はバイオリン製作の技術向上+器楽曲が作曲され始めバイオリンの需要が増えた為製作の黄金期を迎えたと考えて良いでしょう!\_(・ω・`)ココ大事

19世紀以降のバイオリン

19世紀以降、多くのバイオリンが改造されました。

つまり現在我々が使用している楽器は19世紀以降改造、又はそれに伴って後から作られた楽器という事です!

改造内容は、指板を伸ばして、より幅広い音域を演奏できるように、駒を高くして弦の張力を上げて大きな音が出るように等様々。

理由としては大きなホール等で演奏する事が増えたので、主に大きな音が出せる様にする為!

因みに改造が行われる前の楽器をバロックバイオリン

改造が行われた後の楽器をモダンバイオリンと言います!

まとめ🎻

長々と書きましたが簡単にまとめると、

16世紀、アンドレア・アマーティによってバイオリンが製作され、ニコロ・アマーティやストラディバリ等により受け継がれる。
17世紀にバイオリンの音楽的地位が伴奏楽器から旋律楽器となり、それと同時にバイオリン製作の黄金期を迎える。
19世紀になるとより強い音を求め改造が行われ、
それまでの楽器を『バロックバイオリン』、改造が行われた楽器を『モダンバイオリン』と呼ばれる。

と、こんな感じです。

今回はバイオリンの歴史について大雑把に書かせていただきました!

今後もバイオリンについてや、西洋音楽史についても気が向いたら書かせてもらおうかと思います(笑)

それではこれにて失礼させていただきます🙇‍♂️

習志野市・津田沼・谷津 和田バイオリン教室♪

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