バイオリンニスの役割🎻🎶
皆さんこんにちは( ´ ▽ ` )ノ
突然ですがバイオリンに使われてるニスの必要性について考えた事ありますか?
中には楽器にニスが使われている事をご存知ない方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回はバイオリンに使用されるニスについて、書かせて頂こうと思います!
それでは参ります٩ ( ー̀֊ー́ )و
そもそもニスってなに?
先ずはニスとは?と言うところから始めましょう!
ニスとは、樹脂・染料・溶剤を主成分とする塗料の事を言います
バイオリンで使用されるニスには「溶剤」の部分で2種類のニスが使用されています
一つ目は『アルコールニス』、二つ目は『オイルニス』
この2つの違いは、樹脂をアルコールで溶かすのか、テレピン油で溶かすかの違いです
しかし、どちらの方が良いニスと言うのはありません!!\_(・ω・`)ココ重要!
良いニスかどうかの基準としては調合の再現度具合や経年変化等があげられます
アルコールニス、オイルニスに関わらず素材本来の質やニスを塗る職人の腕によって良し悪しが決まっていくんですね( ̄▽ ̄)
バイオリンに使われるニスの役割
バイオリンに塗られているニスについて軽く書かせて頂きましたが、
実際どのような役割を果たしているのでしょうか?
- 先ず1つ目の役割は楽器の保護の役割です
ニスを塗らない状態での楽器は単純に木の表面が剥き出しの状態になります
剥き出しの木では手汗や水分を吸収してしまいます
そうなると木の形が変化してしまったり、汚れが染み込んでしまいます
そうならないように木の表面をニスでコーティングして保護しているのです!(´・∀・`)ヘー
保護という面ではニスにより表面の強度を上げて、傷等から物理的にも保護しています
- 2つ目の役割は音の振動です
私はニスを塗っていない楽器を弾いたことがありませんが
ニスを塗っていない状態だと音がかなり出るそうです!
あれ?音が出るなら良いじゃん!と思うかと思いますが、
弦を振動させて音を出す楽器なので出てくる音がかなりの高周波になってしまいます
簡単に言いますとあまり良い音質の音が出てこないのです…(._.”ll)
そこでニスを塗ることにより音の振動を調整して聴き心地の良い音を出せるようにしているんです!
ニスの注意点
ここまでニスの種類や役割をご紹介しましたが、そんなニスにに関する注意点をここではご紹介いたします
- 高温の場所に置かない
これはニスに限ったことではありませんが、高温状態が続いてしまうと楽器表面に塗られているニスが溶けてシワが入ってしまったりします
- クリーニング剤を使いすぎない
楽器に付着した松脂をクリーニング剤を使用してご自身で掃除する方もいらっしゃるかと思います
しかしクリーニング剤を使い過ぎてしまうとニスも一緒に剥がしてしまうことになってしまいます…使い過ぎには注意です
クリーニング剤に関しては相性も重要です。強い研磨剤が入っている場合は要注意です!
ご自身でクリーニング剤を使用される際は工房の職人さんに相談して見ることをお勧めします
- ハゲたニスを放置しない事
楽器本体で良く触る場所や肩に乗せる部分などはニスがハゲやすくなります
ニスがハゲてしまうと前章で書かせて頂きました様に楽器に悪影響があります
ニスがハゲてしまったらニスの補修修理をお勧めします(*^^*)
まとめ
いかがでしたでしょうか?
普段目にしている、または演奏している弦楽器に使われているニスにも役割があった事を少しお分かり頂けたでしょうか?•́ω•̀)?
そもそもバイオリンにニスが塗られている事を知らなかった方も楽器の保護や音に一役買っている事が伝われば幸いです(˶’ ᵕ ‘ ˶)
今回はバイオリンに使用されているニスにフォーカスを当てて書かせて頂きましたが、またバイオリンに関する事を書かせて頂こうと思います!
それでは今回はこのへんで!(*´︶`*)ノ
習志野市・津田沼・谷津 和田バイオリン教室♪