〜弓の毛替えについて〜
皆様こんにちは!
4月に入り春の陽気を感じる日が増えてきました!
とはいえ未だ日中との気温差がある日も多いので体調管理には気を付けたいところです。
季節が変わるということは湿度にも変化が出てきます!
我々弦楽器を扱う物として、湿度は大敵です
そこで、今回は湿度の影響を受ける1つ、弓の毛について書かせて頂こうかと思います!
そもそも毛替えの重要性は?
かなり重要です!
理由は主に以下の2つです
理由1 弓の引っ掛かりが弱くなる
そもそも弦楽器の音の出るメカニズムは弓の毛についている松ヤニが弦を引っ掛けて音を出してます。
しかし毛替えをしないと、この引っ掛かりが弱くなってしまうのです…
原因は毛の摩耗や汗・指の油・空気中の埃等の汚れが弓の毛に付着してしまい松ヤニが乗りづらくなってしまうのです!
理由2 毛の長さが長くなる
しばらく毛替えをしないで使っていると、毛は少しずつ伸びてきます。
これは霊的現象ではなく自然現象なのでご安心を( ̄▽ ̄)
毛の伸びる原因も2つほどあるのですが、
1つは毛替え時のくさびの部分の『遊び』がなくなってしまう事
2つ目は湿度による毛の伸び縮みです!
毛が伸びてしまうと演奏しずらかったり、弓を傷めてしまう原因にもなってしまうので気をつけましょう!
以上から弓の毛替えはとても大切な事だと伝わったでしょうか?
毛替え時期の判断は?
一般的には半年〜一年ごとに毛替えをした方が良いと思われます!
普段そこまで弾かない方は一年ごとでも大丈夫かと思います
因みに私は夏と冬で毛替えをしてます!
というのも、夏は湿度が高く、冬は湿度が低いのでそれに合わせて毛替えを行っています!
- 弓の毛が弦に引っかからない
- 毛が伸びてきた
- 毛が少なくなってきた
主にこの三点を基準に毛替え時期を判断した方が良いでしょう!
季節が変わることで湿度も変化して行くので、
楽器の健康診断ついでに上記が当てはまっている方は毛替えに行ってみてはいかがでしょう?
習志野市・津田沼・谷津 和田バイオリン教室♪
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