ピアノの歴史
今回はピアノの歴史についてざっくり書かせて頂きたいと思います!
何故ピアノ?バイオリンじゃないの?と思うかもしれませんが、ピアノの歴史の背景には音楽史上大事なポイントもあるのです!
では早速参りましょう!٩( ´ω` )و
ピアノの前身チェンバロ
皆さんはチェンバロという楽器をご存じでしょうか?•́ω•̀)?
最古のものでは15世紀後半のものが現存するそうですが、
バロック期に良く演奏されていました。
バイオリン曲でもバッハやヴィヴァルディの曲を聞くと聞こえてきますね(●︎´▽︎`●︎)
チェンバロは現在皆さんがよく知っているピアノと似ているのですが、音の出し方が違います!
ピアノは鍵盤を押すと中のハンマーが弦を叩いて音を出します
一方チェンバロは鍵盤を押すとそれに連動して中の爪が弦を引っ掛けて弾く事で音を出します。
もう1つ特徴を挙げるとしたら、楽器自体の装飾の派手さです!
チェンバロは当時音楽の主な担い手であった貴族が宮殿を彩るための道具としても使用されていたことが理由の1つですね
ピアノフォルテの登場!
ここから皆さんの知っているピアノの初期が登場します٩ ( ー̀֊ー́ )و
18世紀初頭イタリアのメディチ家の楽器管理をしていたバルトロメオ・クリストフォリという人物が制作しました。
クリストフォリが制作したこの楽器は「クラヴィチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテ」と呼ばれ、
つまりは「ピアノからフォルテまで出せるチェンバロ」という意味です。(((・д・。)ホォホォ
一定の音量しか出せなかったチェンバロから小さい音から大きい音まで出せる様になりました!
後に「ピアノフォルテ」と略される様になりました。
その後ドイツのゴットフリート・ジルバーマンというオルガン制作者がクリストフォリの制作した楽器ベースに作られたピアノはバッハに酷評されつつも18世紀後半にかけて少しずつ現在の形に近づいていきます!
現在のピアノの登場🎵
現在我々が使用しているピアノに近づくのは19世紀!
19世紀になると世界史的にも音楽の担い手が市民に移り変わっていきます。\_(・ω・`)ココ重要!
そうなると演奏する場所も大勢入るホールで音が届く様に音量や音楽的にも表現を出しやすいように音域を増やそうと試みます。
音域は7オクターブまで広がりました。
19世紀後半になるとさらに現在のピアノに近づきます!
鍵の数は88鍵になり、ソステヌートペダル等の表現の幅を増やせるように改良されました。
進化の19世紀
ここでやっとバイオリンとの共通点が出てきます!
それはどちらとも19世紀に改良された事(´・д・`)へー
そして何故改良されたかは大きく2つのポイントが!
1つは19世紀に入り、音楽の担い手が貴族から市民に移ったこと
音楽の消費者が市民に移り変わったことで、観客がたくさん入るホールなどの広い場所で演奏されることが多くなりました。
それに伴って大きな音量や表現力が求められました。
リストやパガニーニ等のヴィルトゥオーソの存在も楽器の改良の理由の1つと考えられます
2つ目は産業革命の存在!
産業革命により、鉄の加工技術が向上。
ピアノの弦やバイオリン弦の強度を増し、より強く明るい音を出すことが可能になりました!
つまり、演奏相手が市民に移ることで難解な音楽ではなく分かりやすい表現力と力強い音楽が求められ、改良されたんですね( ˘ω ˘ *)
弦の強度に耐えられる様にピアノに鉄のフレームが使われる様になります。
まとめ
如何でしたでしょうか?(´・ω・`)?
ピアノもバイオリンも現在の姿に改良された時代背景が少し見えたでしょうか?
紹介しました2つの楽器は19世紀という時代に改良されていたのですね
因みに音楽的にも19世紀に革命が起こっていたのですが、それはまた別の機会に
それでは今回はこの辺で!(*´︶`*)ノ
習志野市・津田沼・谷津 和田バイオリン教室♪